変形性膝関節症

こんな症状はありませんか?

変形性膝関節症とは

変形性膝関節症は、膝の関節を覆う軟骨がすり減り、骨と骨がこすれ合うことで痛みや炎症が生じる病気です。 年齢とともに徐々に進行し、膝の動きの制限や痛みを引き起こします。

症状が起こりやすい方

変形性膝関節症の危険性

変形性膝関節症を放置すると、以下のような問題が生じる可能性があります。

変形性膝関節症の原因

変形性膝関節症の主な原因は、年齢を重ねることによる関節軟骨の弾力性低下・修復能力の低下です。その他にも以下のようないくつかの要因が関与しているとされています。

・肥満
過剰な体重は膝関節に大きな負担をかけます。体重が増えるほど、膝にかかる圧力は比例して増加します。これにより軟骨の摩耗が加速し、炎症が起きやすくなります。その他脂肪組織から分泌される物質が軟骨に悪影響を与える可能性も指摘されています。

・過度の使用や外傷
激しいスポーツや重労働など、膝に過度の負担をかける活動を長期間続けると、軟骨の摩耗が進みやすくなります。 また膝の怪我や手術の既往は、関節の構造や安定性に影響を与え、変形性膝関節症のリスクを高める可能性があります。

・下肢のアライメント(配列)異常
O脚やX脚など、足の形に特徴がある場合、膝関節にかかる負担が均等にならず、特定の部位に過度の圧力がかかります。 これにより、その部分の軟骨が早くすり減る可能性が高くなります。

・ホルモンバランスの変化
特に女性の場合、閉経後のエストロゲン減少が骨や軟骨の代謝に影響を与え、変形性膝関節症のリスクを高める可能性があります。

変形性膝関節症の治療

変形性膝関節症では、主に以下のような治療が行われます。

・保存的治療

・手術
保存的治療で十分な効果が得られない場合や、症状が重度の場合に検討します。 主な手術方法として、人工関節置換術や骨切り術があります。

・定期的な経過観察
定期的に症状や関節の状態を確認し、必要に応じて治療計画を調整します。

★医療は日々進歩しているため、最新の治療法などについては主治医や専門医にご確認ください。